ナノ・ユニバースがマネキン制作会社とタッグを組んで行うクラウドファンディング。成功の秘訣は現場主義とリスペクト

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CAMPFIREに一風変わったプロジェクトが掲載されている。言わずと知れたアパレルブランド、ナノ・ユニバースとマネキン制作会社エスティファイブの協業プロジェクト「ECサイトでの商品撮影に特化した次世代マネキン」だ。このプロジェクトは2社が協業して、法人向けの商品を開発するというものなのだ。発起人のおふたりに話を聞いた。

プロジェクトデータ

プロジェクトの始まり

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(左から、エスティファイブの清水太範さん、ナノ・ユニバースの池田光さん)

──どうやってお二人は出会われたのですか?

池田光(以下、い):私たちナノ・ユニバースには、自社の撮影チームがあります。チーム内で物撮りのクオリティを上げたいという話が出て、マネキンを販売している清水さんの会社に問い合わせたのがきっかけです。
清水太範(以下、し):電話をとった時は驚きました。アパレル業界むけに提案したいと考えていたタイミングだったのでふたつ返事でぜひ、とお願いしました。

──商品撮影に特化した次世代マネキンとは、どういうものなのでしょう?

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:これまで、服の物撮りは、ハンガーにかけるか、床に置く撮影方法しかありませんでした。そうすると、服の裏地やタグを見せたり、着用しているような体のラインを出すのが難しかったのです。
:このマネキン『unknown(アンノウン)』は、服の形に合わせてパーツを取り外すことができます。例えばVネックのカットソーであればV字の形の鎖骨あたりのパーツを外しタグを見せることができます。最終的には自立するのに最低限のパーツは残りますが、簡単に加工で消すことができます。

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2社協業でクラウドファンディングを始めることができた理由

──クラウドファンディングを行うアイディアはどちらが?

:私です。すぐに快諾してくださったので私のほうがびっくりしたくらいです。
:OKを出した上司の懐が深いというのに加えて、社風が勢いのある、新しいことにどんどん挑戦するというものなのですぐにGOサインが出ました。

──プロジェクトの制作や運用を2社で行うのは難しくありませんでしたか?

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:プロジェクト制作で難しいと思われたのが動画や写真の制作でした。それをなんとナノ・ユニバースさんが全部やってくださって。なのであまりありませんでしたね。
い:得意なことを得意なほうがやったほうがいいですからね。



──お二人の信頼関係には、何か秘訣はあるのでしょうか?

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:相手の会社のブランドへのリスペクトです。やりとりはフランクですが、相手のブランドを汚すまいという配慮を常にしていました。そして、現場主義です。決定権のある人と仲良くなるべきという意見もあるでしょうが、現場の方と顔をつきあわせて話したからこそ、クラウドファンディングにも取り組めたのではないかと思います。
:そうですね。撮影に来てくださって、カメラマンの意見に耳を傾けてくれて。何度も試作と撮影を重ねるうちに信頼関係ができたのだと思います。私たちが気をつけていたのは、こちらが細かいことでストップをかけるのではなく、勢いを止めないようにしたこと、そして、持っている資源は惜しまず使うことです。

──というと?

:例えば、広報のつながりを生かしプレスリリースを打ち、メディアに積極的にアピールしました。これまでのコネクションを生かしたPRのおかげで、実際にいくつかメディアが取り上げてくれています。

競合に抜け駆けするのではなく、僕らが市場を引っ張っていく

──このプロジェクトで支援することができるマネキンを、競合他社に購入されるリスクはどう考えているのでしょうか。

:僕らは業界の中でもオンラインに注力しているという自負があります。だから、全体を盛り上げていきたいという思いが強いんです。僕らだけ得しようという発想はありませんでしたね。

さらなる挑戦は続く

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──お二人はこれからも何かを作る予定はあるのですか?

:今回のプロジェクトではV字型のトップスに合わせたものを作っているのですが、丸首のものに対応できるものなどのバリエーションを作ってみたいですね。要望があるものはとにかく挑戦してみたいです。
:Tシャツなどのアイテムに特化したマネキンがあっても面白そうですね。やっぱり、現場からアイディアは生まれるものなので、撮影をしながら出てきたアイディアを形にできたら嬉しいです。
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書いた人 : BAMP編集部

国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」が運営する”小さな声を届けるウェブマガジン”「BAMP」編集部です。

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